いつも見る前か後にポスターを撮ってブログ書くときに使っているのですが、今回すっかり忘れてしまいました。ということできのこ雲の画像を設定。
この映画については、昨年にネガティブな方向で話題になっていたな、ということくらいしか知らず、今日映画見に行けそうだけど何を見ようかな？というなかで選んだ作品でした。
映画のチケットを取るまでこの映画が約3時間とは思わず、若干躊躇はしましたが、結論としては見てよかった（おもしろかったと思える）作品でした。
見終わってからクリストファー・ノーラン監督の作品だと知り、それを先に知っていれば見る前に身構えられたかなと思いました。というのも、TENETなどをみて、この監督は複数回見て気づくことがあるような作品を制作されるというイメージを持っていました。そういった前置きさえあれば原爆を開発する前、開発中、開発後（原爆投下後）がストーリーの中でかなり目まぐるしく場面が変わったり、キャラクターの視点によってモノクロ描写に変わったりという演出を少しはスッと受け入れられたのではないかと。
そんなわけで見てよかった映画ではありますが、もう1回映画館で見たいかといわれると厳しいかな、とは思っています。
ここからはストーリーについての感想です。
被爆国である日本生まれの身としては、戦争に終止符を打つために原爆を投下し、アメリカ国内では称賛される、というシーンについて何も思わないことはさすがにないのですが、この映画で自分が最も印象に残ったシーンは、原爆の実験をするシーンでした。
実験といっても一歩間違えれば自分たちが消し飛んでしまうような代物を組み立てる。原爆によって地球上の大気に引火してとんでもないことになる確率が計算上0%とは言い切れない。といった緊張感は、歴史上そうはなっていないので失敗しないだろうとは思いつつも見ている側としては大変緊張するものでした。
また、開発しているモノがモノなので、ワクワクするというのは若干不謹慎な気はしますが、他国に開発される前に短期で結果を出すために、用意できるリソース（ヒト・モノ・カネ）は惜しみなく投入するという環境は個人的に見ていてワクワクするものでした。
