ポスターから受けた印象としてはミステリーだと思ったのだが、実際は・・・何のジャンルになるんだろうかという感じの映画。
(filmarksというサイトによるとドラマ、クライム、スリラーらしい)
妻が見たいというのでついて行った感じなので事前情報ほぼゼロの状態で見に行きました。
ほぼゼロ、というのは上映時間が2時間半を超えるということだけ知っていた感じです。というわけでけっこうながい映画です。
見終わったときの体感としては、実際よりも長いとも短いとも感じず、長めの映画を見終わったなという感覚でした。
ということでつまらないわけではないのですが、なんかすっきりしない終わり方だと感じました。 これまでフランス映画というものを意識して見たことがないのですが、妻曰く「フランス映画っぽい」とのことで、どうやらこういうものらしいです。
ポスターから受ける印象としては雪深いところでなんかいろいろ起きそうな印象を受けるのですが、実際は法廷のシーンが多いです。
(映画冒頭で夫が転落死して、その妻に殺人容疑をかけられて裁判する、という流れです)
実際の裁判って見たことがないので本来こんなに検事が歩き回るんか?というドラマっぽさは感じますが映画としては動きが欲しいため、違和感は感じつつも飽きずに見ることはできたかな。
見どころとしては夫婦ゲンカの回想シーンでしょうか。結婚している人だと、妻と夫、どちらかに感情移入できるところが少なからずあるんじゃないかなと思います。
私は主人公(妻のサンドラ)の言い分になんとなく肩入れしたくなりました。
ところで、この映画の舞台はフランスなのですが、主人公であるサンドラはドイツ出身で、元はロンドンにいたため普段は英語を話しており、フランス語に苦手意識があるという設定です。
そのため、映画内ではフランス語で会話したり英語で会話したりが入り混じるようになっており、見ている側としては英語は幾分か聞き取れ、フランス語さっぱりわからんというなかなか不思議な感覚になりました。英語が第2外国語設定なのかはわかりませんが、割と聞き取りやすく話されていたように感じました(なんかやたら聞き取れた感覚になったため)。
映画内で犬も重要な役割として出てくるんですが、そのせいか見終わったときに頭に浮かんだのは
「夫婦喧嘩は犬も食わない」
ということわざでした。